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 バルセロナで開かれたグランド・オーディションでの安齋織音 © Emma Kauldhar


Dance Europe - 日本語版


ENBの『眠れる森の美女』


イングリッシュ・ナショナル・バレエのマクミラン版『眠れる森の美女』に、コジョカルが主演。アマンダ・ジェニングズのリポートです。 

『眠れる森の美女』はプティパ振付の古典の中でも最も難度の高いバレエの一つだ。主演のバレリーナには幅広い力量とスタイルについての深い理解が求められる。リラの精もバレリーナのための役であり、ひじょうに強い技術と、スタイリッシュで優雅な、堂々たる存在感が求められる。妖精たちのソロは端正で正確でなくてはならず、コール・ド・バレエにも高いレベルが要求される。ケネス・マクミランによる演出を再演するにあたり、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)はエキスパートであるアルフリーダ・ソログッド、フリオ・ボッカ、イレク・ムハメドフ、アンソニー・ダウソン、アマンダ・アイルズを指導者として招き、正しい方向に努力を重ねた。 
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Nao Sakura and Chi Cao 


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Miyako Yoshida. Photo by courtesy of the New National Theatre, Tokyo


Miyako Yoshida


吉田都が、新国立劇場バレエ団の次期芸術監督に任命されました。2020年秋からの4年契約。それまでの間、2018年9月1日からは芸術参与として同団の活動に関わります。吉田都は東京に生まれ、1983年のローザンヌ国際バレエ・コンクールを経てロイヤル・バレエ・スクールに留学。翌1984年にサドラーズ・ウェルズ・バレエに入団し、1988年にプリンシパルに昇進。1995年にロンドンのロイヤル・バレエに移籍し、2010年の移籍まで活躍しました。
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マクミラン振付『ダンス・コンセルタント』でのホセ・アルヴィスと高田茜 © Emma Kauldhar

マクミラン  Steps Back in Time


「ケネス・マクミラン:ステップス・バック・イン・タイム」と題する短いプログラムが、バービカンで上演された。ヴィヴィアナ・デュランテがロイヤル・バレエ、バレエ・ブラック、スコティッシュ・バレエのダンサーを集め、マクミランの初期の作品を復活させたものだ。

 マクミランのミューズの一人だったデュランテはこの企画を実現するのに最適な人物であり、振付家自身であればダンサーや上演チームに何を望んだろうかについて、並々ならぬ洞察力を備えている。上演の途絶えていた3作品による、休憩なし1時間の今回のプログラムは、多くの意味で啓示と言え、示唆に富む。彼女の手による再演は、見事な成果を上げたのだ。
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Yuma Matsuura, 1st Place, Senior Men's Division, YAGP 2018, New York Finals.

ユース・アメリカ・グランプリ


今年もニューヨークで行われた、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)の決選。日本人出場者の活躍ぶりを中心に、2018年6月号に掲載予定のアマンダ・ジェニングズのリポートから抄訳でお伝えします。ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)は世界最大のダンス・ネットワークであり、「9歳から19歳のワールド・クラスのダンサーに、経済的、人種的、地理的バックグラウンドを問わずスカラシップ・オーディション、公演、教育機会を提供し、生徒、教師、学校、ダンス・カンパニー、ダンサー、観客を結びつける」という、自ら提唱した使命をみごとに果たしている。 READ MORE


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The Royal Ballet - Francesca Hayward in MacMillan's Manon. © Emma Kauldhar by courtesy of the ROH

ロイヤル・バレエの『マノン』


ロイヤル・バレエは、物語の語り方を熟知しているのだ。本作品ではそれは、マクミランが古典の語彙を想像力で再構成した振付によって描いた“政治的に不適切”であることの魅力を踊りで示すこと。中でも高級娼婦や紳士達を演じた崔由姫、ベアトリス・スティックス=ブルネル、オリヴィア・カウリー、マヤラ・マグリ、マシュー・ボール、ウィリアム・ブレイスウェル、マルセリーノ・サンべらのステップは完璧だった。

デ・グリュー役のフェデリコ・ボネッリは、この役に求められる愛と悲哀を湛え、ヒロイックにマノンのパートナーを務めたが、ステップの精度という点では、ピルエットのシークエンス(この役は、1974年にアンソニー・ダウエルのために振り付けられたので、高度なのだ)のいくつかでミスがあった。READ MORE


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The Royal Ballet - Matthew Ball in Giselle. © Emma Kauldhar

ジゼルと二人のアルブレヒト


ロイヤル・バレエ『ジゼル』での、稀に見る波乱と感動。アマンダ・ジェニングズがお伝えします。

『ジゼル』を観に行く人は誰しも舞台の上での深遠なドラマを期待するものだが、舞台裏でも同じように意外な出来事が起こるとは思っていないデイヴィッド・ホールバーグがナタリア・オシポワを相手に、ロイヤル・バレエのゲスト・アーティストとしてデビューする『ジゼル』を、ファンは何ヶ月も前からひたすら、心待ちにしていた。コヴェント・ガーデンのカーテンが上がったとき、満員の観客の期待は頂点に達していた。READ MORE


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David Peden with dancers of The Royal Ballet. Photo courtesy of David Peden

デイヴィッド・ピーデン


国際的に活躍するゲスト教師に、アマンダ・ジェニングズがお話を伺いました。

ジェニングズ(以下AJ):バレエを始めたきっかけは?

ペデン(以下DP):姉がスコティッシュ・バレエにいたんです。私は元々、ジーン・ケリーにようなタップダンサーになりたいと思っていました。フレッド・アステアも好きでしたが、ケリーの荒削りな男っぽさは特別でした。彼女がエジンバラのバレエ学校で学んでいた頃、ついて行ってみたことがありました。9歳の頃で、当時はバレエには興味がなかったのですが、周りに勧められてクラスを受けてみて、その瞬間からバレエに魅了されました。その時指導していたイヴリン・ジョンソンの勧めで、ロイヤル・バレエ・スクールのオーディションを受けました。READ MORE


グランド・オーディション


今年で三回目を迎える、有力カンパニーの合同オーディション。バルセロナからエマ・コールダーがお伝えします。

   かつては、そこそこの体型と技術のあるダンサーであれば、自国内にこだわらなければどこかのカンパニーへの入団は保証されていたようなものだった。だが、そんな時代は今や昔。過去50年間でクラシック・バレエは劇的に進化し、ダンサー志望者が増え、学校の数もプロになりたい卒業者の数も激増してきた。一方で、門戸も開かれてきてはいる。今も団員を厳密にその国の出身者に限っているのは国立バレエ団であってもごく少数で、ほとんどの監督は、ダンサーを国籍ではなく能力で選ぶようになった。

 とはいえ、現状では、バレエ団数の増加は、志望者の増加に追いついていない。しかもフランスやドイツではほとんどのバレエ団がより運営効率のよいコンテンポラリーの団体へと転向しており、クラシックのジャンルでは、新卒者と移籍を考えている人とを問わず、空きはどんどん少なくなってきている。時間と労力以外に旅費の問題もあり、求職活動には限界がある。READ MORE


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金原里奈


イングリッシュ・ナショナル・バレエの新鋭に、ジェラール・デイヴィスがお話を伺いました。

バレリーナになろうと思ったきっかけは? 5歳の時、母が「美しい女性はみんなバレエの経験があるから」といって、京都のあるバレエ・スタジオに連れて行ってくれたんです。私もバレエが気に入って、8歳になる頃には週に4、5回レッスンするほどのめり込んでいました。先生は私がプロになりたがっているのを知って、目をかけてくれました。そのうちコンクールに出場するようになったのですが、そのスタジオは小さくて、出場するのは私一人。レベルの高い教室では、20人以上出ることも珍しくなかったのですが。READ MORE